子どもに買って!とおねだりされたら?
子どもを買い物に連れて行ったときに困るのが、これ買って!、アレ、買って!の買って買って攻撃ではないでしょうか。
いつも食材を買っているスーパーマーケットに子どもを連れていくと、お菓子コーナーにピューッと走っていって、好きな食玩を見つけて手に持って戻ってきます。
そして、これ買って!
乳製品売り場の前を通るとプリン買って~!、雑誌コーナーの前を通ると座り込んで怪獣図鑑の表紙を食い入るように見ています。
スーパーマーケットには子どもが大好きなものがたくさんあるので、これらのものが目に入ると、欲しい!という気持ちを我慢できないようです。
でも、毎回子どもの言うとおりに買うなんてもってのほかですよね。
子どもの買って!買って!のおねだりに、どのように対処すればいいのでしょうか?
買ってほしいという気持ちを受け止めてあげよう
いちばん大切なことは、子どもの買ってほしい!という気持ちをしっかりと受け止めてあげることだと思います。
買って!とおねだりされたら、つい、買わない!と叱りたくなりますが、子供の言葉を即否定するのは良くないのではないでしょうか。
しかも、ここで買わない!と否定すると、ますます駄々をこねたり、癇癪を起こしてギャン泣きしたりと、大変なことになる可能性も大きいのです。
まずは、○○君はこのお菓子が欲しいのねと、子どもの気持ちをきちんと受け止めて上げましょう。
この最初の対応が、とても大切だと思います。
子どもは目に入ったものに何でも興味を持ちますし、好きなものが目に入ったら欲しい!と思います。
そして自分の気持を素直に口に出します。
ママ、これ買って~!
でも、子どもが買って!とおねだりしたとしても、本当に欲しいものは少ないのではないでしょうか。
これを買ってと言っていても、実は本当の望みは、商品そのものにあるのではない場合も多いと感じます。
その商品が本当に欲しいと思って、おねだりすることもあるでしょう。
しかし、親にダメと否定されたので意地になって買って!買って!とわがままを言っている場合もあります。
これは、最初に子どもの気持ちを受け止めてあげれば、ある程度防ぐことができます。
また、親にもっと自分のことをかまってほしいというメッセージが込められていることもあると思うのです。
その商品が本当に欲しいと思っているなら、注意をその商品からそらすことが大切です。
子どもと手をつないで、あのお菓子がほしいんだね……と気持ちを受け入れつつ、その商品の棚から離れます。
目の前に欲しいものがある状態では、いくら言ってきかせてもなかなか納得しないからです。
そして、子どもと目線を合わせて、今日は買いません。
と、はっきりと伝えるようにしています。
今度ね……とか、あいまいに答えるのは効果がありません。
そして、電車の見える道を通って帰ろうか……、帰ったらブロックでママといっしょに遊ぼうねなど、ほかのことに注意を向けてあげてはいかがでしょうか。
うちの場合は、これで欲しい物のことはケロッと忘れてくれます。
それから、ふだんからスキンシップをとる、いっしょに遊ぶなど、子どもと触れ合う時間をしっかりと取ることも大切だと思います。
親の愛情を感じていると気持ちが安定しますし、親の言うことに耳を傾けようとしてくれるのではないでしょうか。
いっしょにお買い物を楽しもう!
お買い物をする前に、今日はママのお買い物を手伝ってねとお願いしておくのもおすすめです。
そして、
今日はカレーだよ。
玉ねぎどこにあるかな?
人参さんはどこかな?
と、子どもといっしょに商品を探したり、子どもにみつけてもらったり、いっしょに買い物を楽しめば、おねだりもあまりしなくなります。
一度試してみてくださいね。